福田麻由子[1994.8.4]「雨と夢のあとに」[2006.8.27]

今日の公演は、当日券が完売してしまい、
キャンセル待ちが割と出た模様。
そのお陰で、前説が割とグダグダになっていて、
それはそれで楽しかった。
前説の内容は毎回異なり、何か言い漏らしがあったりするわけだけど、
昨日はやや煽られて原作本を購入してしまったりと、なかなか侮れない。
毎回、席を離れずに聞き入っている。
チケットは無いが、どうしても良い席で観たいというのなら、
キャンセル待ちが狙い目。
色々タイミングも難しくもあるし、
最悪観ることができないというリスクも負う覚悟があるなら。


今日は改めて左側で観劇。
左側では見えないシーンがあると昨日書いたけれど、
あれは場所によるようだ。
今回はしっかり見えた。
意識的に見ようとしたのも大きかったかもしれないけれど。
左側ということで、福田さんの表情が窺えないシーンでも、
表情を凡そ思い起せるようになっていたので、割と余裕が出てきた。
その関係で、四回目にして、ようやく、劇の本筋以外でなされている、
福田さん以外の演技についても目を向けることができた。
岡田氏は芸が細かく、見ていて本当に飽きないし、
他の方々も舞台に上がっている限りは、シリアスなシーンを除き、
常に観客の目を楽しませようとしていたことが印象的だった。
福田さんに関しては、ネタバレを避ける方向で言えば、
何度でも聞きたくなる台詞として、「えっ」という驚きの絶句がある。
テレビドラマ等でも、福田さんが割と発しているので、
馴染みのある台詞だけれど、福田さん以上にこの絶句を
効果的に使っている子役はいないはず。
舞台でも遺憾なく、唯一無二とも言える絶句を響かせていた。