抽プレ親バレ

抽プレで親バレ
子役から離れてしまうと、まるでテレビを見なくなる。
そんな日々を送って二ヶ月が過ぎた頃。
ここ数ヶ月、帰省していなかったこともあり、
親から帰省を促す圧力を感じたので、帰省することにした。
最近では、子役への未練も断ち切り、特にやましいこともしていないので、
特に圧力に対して疑問を抱くことなく、いつものように実家に戻った。
そこで、待ちうけていたのは、海王社の抽プレサイン入りポラだった。
昨年の夏以来、某誌は買っておらず、突然の来襲に言葉を失った。
この間の辰巳からの抽プレ当選時は、封筒を開封されることなく、
帰省時に回収できたのだが、どうやら数ヶ月の間に信用が落ちたようだ。
開封済の封筒の中からは、小ぶりのポラに、某Jrアイドルが映っており、
書かずもがなな年齢まで、メッセージと一緒に書いてあった。
それも、某誌では、ありえない一桁代の年齢が。
その上、衣装は、画質の関係で、水着より性質が悪い映りになっており、万事休す。
同封の手紙には、抽選に漏れたが、替わりに送ったとのこと。
よほど応募が少なかったのだろうか。
アンケートでは、何か痛いことを書いたような記憶はあるが、
正直、何を応募したのか、思い出せない。*1
この言い逃れを許さない現物を前に、親から詰問を受け、
説明を求められる窮地に陥るという展開に。
今年の八月を期に足を洗ったとはいえ、
まさか、一年半ぐらい前まではJrアイドルと子役に夢中だった関係で、
応募したと言う訳にもいかず、大いに困惑した。
衣装への質問、被写体に関する疑問、年齢への詰問と、
答えても答えても閉口したくなるような疑問・質問の嵐。
一応、オークションのための青田刈りといった回答は、
行ったが状況は最悪の様相。
一番痛かったのは、年齢が一桁ということ。
足洗ったとはいえ、子役やJrアイドルに親しんだ結果、
一桁代への抵抗をまるで感じなくなっただけに、
親の激しい拒絶感に驚きを禁じえなかった。
どうやら、親(恐らく世間も)にとって、
一桁代は小児愛と認識されるらしく、
犯罪と直結するような危険な存在に映るらしい。
とりあえず、この誤解については、何とか弁明らしいことを言えたが、
肝心な懸賞に関してはお手上げであった。
ただ今回、唯一の救いは、送られてきたポラが、
抽選に漏れた結果の代替え品だったこと。
「これが欲しかったわけではない」という、
何とか、言い逃れの余地を残していたことであろう。
そもそも、あの雑誌に一ケタ台の年齢のJrアイドルは登場しないし、
まして、懸賞になりえようわけもない。
そう主張して、該当誌を見せたい衝動を押さえながら、
青田刈りと代替え品ということを主張して、危うきを脱した。
もちろん、これで疑いが晴れることはないだろうし、郵送物への検閲等、
ますます強化されることであろう。
暫定的に足を洗うことにしたが、色々事情がある関係で、
本格的に足を洗うことになりそうだ。
失う物が大き過ぎるので、あまりに割に合わない。
万一、今あるチャンスを逃せば、復帰はありえないことも無いが、
そんなヘマは絶対にしないし、
足を洗わなければ、それこそ足元をすくわれかねない。


そもそも、親バレしたら危険な物を下宿ではなく、
何故わざわざ実家を送り先に指定するのか。
当然、抱く疑問であるが、答えは簡単である。
この手の抽プレは、発送までに一年以上平気でかかるという事情があるのだ。
下宿を送り先にした場合、送られてくる頃には、転居している可能性が高く、
転送期間も過ぎていかねない。
そう考えて抽プレは、あまりにもリスクが高く、控えていた時期もあった。
だが、人間、悪い条件が重なるとタガが外れてしまうもので、
欲しいという欲求がリスクに勝ってしまった結果、このザマというわけだ。
人生終わったと思い込んでいたその頃の自分が取った行動に、
このような形で報復されるとは思いもよらなかった。
もう抽プレを送ることも、送られてくることもないとは思うが、
折角なので、Jr.アイドル系抽プレによる親バレ、言い逃れ方法を列挙しておく。

*1:どういう経緯で、姉妹誌の懸賞になりそうな文字が書かれた代替え品が送られてきたのか、何とも不可解である。可能性としては、葉書に書いた痛い内容に原因が求められるぐらいか。だとすると、軽い冗談のつもりだったのだろうけれど、結果的に冗談では済まない事態を招いたことになる。